本学科では学生が大学で学んだことを生かして社会で活躍できるよう、開かれたキャリア教育を実施しています。
キャリア教育の一環として行っている取り組みが、卒業生による仕事のリアルを伝える講義。1年次から社会で活躍している先輩の話を聞くことで、大学の学びがどのように未来につながるのかイメージしやすくなり、学修意欲の向上につながります。
今回お越しいただいたのは、病院管理栄養士として活躍されている西尾 聡子さん。
病院管理栄養士の業務内容や1日の流れ、仕事のやりがいなどについて学生たちにわかりやすく説明してくださいました。
西尾さんは実際に提供されている病院食の写真を見せながら、患者さんごとに分粥食や特別治療食を用意していること、食事を楽しんでもらえるように看護師と協力して行事食やお子さま向けに誕生日食を準備していること、食材の検収の必要性など現場で働いているからこそ伝えられる仕事内容を紹介。また、チーム医療では栄養士としてどのように治療に介入していくのか、昨今の管理栄養士に求められているスキルなど、日々変わりゆく業務のことについても詳しく教えてくださり、学生たちはメモをとりながらしっかりと講義に耳を傾けていました。
その他にも大学の大量調理実習でも使う調理器具を病院でも実際に使っていることや、大学の学びが管理栄養士国家試験の合格に役立つことなど卒業生ならではのお話やアドバイスをいただくこともできました。
授業後のアンケートでは
「病院管理栄養士を目指すかどうか迷っていたため、リアルな仕事のことを知ることができて勉強になりました。」
「栄養指導や訪室など患者さんと関わる仕事や、カンファレンスに参加することなど病院ならではの仕事に魅力を感じ、今まで以上に病院管理栄養士を目指したいと思いました。」
「食事指導をしたいと思っていたので、今日の話しを聞いて、これからも授業をしっかり受けて管理栄養士になれるように頑張りたいと思いました。」
など、管理栄養士を目指すモチベーションにつながったという感想をたくさん聞くことができました。
本学科の2022年度の管理栄養士国家試験合格実績は94.4%!
本1年次からキャリア教育を行うことはもちろんのこと、入学時からアドバイザー教員が学生一人ひとりをサポートし、苦手な部分を早くから克服できる仕組みを作ることで高い合格実績を維持しています。
健康栄養学科の特徴や国試対策については健康科学部のHP(国家試験対策)をご参照ください。