健康栄養学科
教授
森 圭子
MORI Keiko
「面白いと思ったことを大切に、またそれを誠実に追及してほしい」
職位/学位 | 教授/医学博士 |
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資 格 | 管理栄養士 |
担当科目 | 公衆栄養学および実習、地域活動論、食事調査演習、応用栄養学 |
学生、あるいはこれから入学を目指す方へ
学生の学びにおける成長には教員として驚きと嬉しさがあります。あなたが成長する際には誰に何を言われなくても自分でアクセルを踏むことが大事です。そのために面白いと思ったこと(例えば、調理、食品、栄養、人体、栄養教育等)を大切にされてください。また中途半端ではなくこれだけは誰にも負けないといえる部分を大切にされて誠実に学んでほしいと思います。
研究紹介
公衆栄養学という学問はすそ野が広いため、いろいろなことに関心があります。本来は人の栄養を正しく推定するための食事調査法が私の研究テーマです。しかし、現在は下の「今はまっていること」にも書きましたが、学食の改善です。経済・経営学が深く関係するため、栄養学を学ぶ大学の教員として困難なことですが、誠実に取り組みたいと思っています。現在は愛知学院大学と後援会、食堂経営会社の協力の元で、100円モーニングが実施されていますので、これをより長く実施できないか、提供の価値・効果を数値で示せるようゼミ生と取り組んでいます。
私と健康
日本人は長寿になりました。生活習慣病と老年病など、どれも避けたいですが、「健康」はつくるものですので、自身の身体や近親者の健康状態から、そして、管理栄養士の私は患者様からその大切さを日々学んでいます。また、両親から早寝早起き・三食規則正しくなど厳しく躾けられ、何より大学で栄養学を学んだことが私の「健康づくり」の始まりと思います。
今はまっていること
コロナ感染症によるパンデミックで、フードチェーンは大打撃を受けました。学食ももちろんです。大学生にとって大切な学食の機能が低下してしまいました。その学食をこれからどうしたらいいのか考えることです。
2つ目はまだ最近はまったのですが、食事とCO2排出量の関係です。日本の食事が栄養的に素晴らしいことは1980年代に世界が認め、またまたCO2の排出量が少ないことで持続可能な食事であると、SDGsに貢献できると世界的に認められたからです。日本の外食店のメニューに料理が排出するCO2の量の表示をしてみたいと思っています。