健康科学科 言語聴覚士コース
教授
辰巳 寛
TATSUMI Hiroshi
ワン・ツー♪ ワン・ツー♪一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩さがる♬・・・されど一歩前進!
職位/学位 | 教授/博士(医学) |
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資 格 | 言語聴覚士、精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー) |
担当科目 | 失語症II、発声発語障害学IV(運動障害性構音障害)、嚥下障害総論・各論、言語機能評価学、特殊演習(コミュニケーション障害学)、プレセミナー、臨床実習 |
学生、あるいはこれから入学を目指す方へ
臨床とは「床に臨む」ことです。「床」には、どのような方がおられるのでしょうか?
臨床家とは、そこで偶然に出会った方の「未来」を形づくるお手伝いをする生業です。
あなたも、その方に「笑顔」を届けるお手伝いをしませんか。
研究紹介
MITの臨床研究
会話が難しい方でも、歌を上手に唄うことができることは昔から気づかれていました。音楽療法と言語療法のハイブリッド療法である「メロディック・イントネーション・セラピー Melodic Intonation Therapy: MIT」は、音楽的要素(メロディーやリズム)を用いて、発話が難しい方に対して自然な発話の実現を目指す発話改善技法の一つです。
日本語版M-MATの臨床研究
私たちのコミュニケーションは、言葉だけではなくて、多様なコミュニケーション・ツール(道具)を使って営まれています。ジェスチャーや表情、アイコンタクト、描画、文字などです。「マルチ・モダリティー失語治療法 Multi-Modality Aphasia Therapy:M-MAT」は、そうした多彩なコミュニケーション技法を系統的に活用して、意思疎通が難しい失語症の方の全般的コミュニケーション能力を高める失語症治療の一つです。
ICTを活用した言語治療アプリケーションソフト(i-SAT)の開発および臨床研究
i-SATは、発語が困難な方が自主訓練の際に使用する発語促進機能アプリです。アプリはWindows OSのPCやタブレット端末で起動し、聴覚(音声)・視覚(口型映像)・文字・描画などの複合刺激をシンクロ提示することにより発語の生成を促します。自主訓練場面は自動動画記録され、フィードバックをしながら発話改善の手掛かりを得ることができます。また、言語聴覚士が動画記録を確認することで適切な指導をすることができます。
私の大学生時代
毎夜、京都祇園でウオッカベースのカクテルを作りながら、自分の行末を憂いていました。酒が苦手な自分が造ったカクテルを、紳士淑女たちが陽気に飲んで愉しむ姿を眺めながら、大学卒業後の自分がイメージできずに、しょげ返っていた苦い思い出が蘇ります。ウオッカで唯一、ズブロッカの薫りは素敵でした!
今はまっていること
早朝散歩、昇日を望み、まだ澄んでいる空気を胸いっぱいに吸い込んで、愛犬二匹を引き連れ、No! 愛犬二匹に引っ張られ転倒しそうになりながら懸命にお犬様のあとを小走りする自分の影に気がついて、「リーダーウォーク、やっぱり大事!」とつぶやく毎日。