健康科学科 養護教諭コース

学科主任/教授

下村 淳子

SHIMOMURA Junko

「すべての都道府県に愛学出身の養護教諭を送りたい!」
「子供の未来を拓くことのできる養護教諭を育てたい」
「子どもに触れて、観て護ることのできる養護教諭を育てる」

職位/学位 教授/博士(健康科学)、修士(教育学)
資 格 養護教諭専修免許
担当科目 養護学概説I・II、学校保健、学校保健演習、健康相談、健康科学総合演習、プレセミナー、保健科教育法I・Ⅱ・Ⅳ
教職演習、教職実践演習、養護教育実習

学生、あるいはこれから入学を目指す方へ

私は健康科学部健康科学科の中で養護教諭免許取得のための講義を行っています。みなさんも知っての通り養護教諭は保健室にいる先生です。皆さんも一度はお世話になったことがあるでしょう。養護教諭は一見やさしそうであたたかな雰囲気を醸し出す先生ですが、実は子供たちの命と健康を守る重要な役割を持っています。大学では医学や看護学、薬学、解剖学、心理学、教育学などの様々な基礎知識を学びながら、自分のなりたい養護教諭像を目指します。健康科学科では、養護教諭免許だけでなく運動やレクリエーションに関わる講義もたくさん受講できます。身体を動かしながら養護教諭の勉強ができるのも、健康科学科の魅力の一つです。

研究紹介

研究のテーマは、子供・養護教諭・健康・安全が主なものです。そのうち、最近特に関心のあるテーマは「タッチング」と「デートDV防止」に関するものです。
「触れる」行為は誰もができる行為ですが、実は「触れない」「触りたくない」人も大勢います。養護教諭ですら子供に「触れたくない」「触るのはいけないこと」と思って触れない人がいます。「触れる」ことがもたらす効果や、触る際のマナーや、触らなくてもできる言語的なコミュニケーションのあり方などについても研究しています。
「デートDV防止」についても高校で勤務していた時にその重要性を痛感していました。男女交際の経験が浅い高校生は、とかく依存がちです。「愛情」といって相手を束縛したり支配したりする関係を多く見てきました。これはコミュニケーションのあり方が未熟であることが原因だと考えています。これらを解消するために、全国の高等学校に「デートDV防止教育」に関する出前授業をしています。この授業の効果を探ったり、さらに良い授業ができるように、養護教諭の先生方に情報を広めたりする活動も行っています。

私の大学生時代

私の大学時代はバイトと勉強が中心の真面目な毎日を過ごしていました。「養護教諭に現役で合格する」という目標を掲げていたので、ひたすら勉強三昧の毎日。苦しかったなあ。一方で遊びも充実していました。東京に憧れて、教員採用試験を受験する名目で旅行に行きました。卒業旅行は開園したばかりの東京ディズニーランド。一緒に行った友達はみな来年で定年です。時の流れの速さを今更ながら感じています。

今はまっていること

今年7月に愛知学院大学日進キャンパスで日本養護実践学会第6回学術集会を開催しました。70名以上の方に参加していただき、充実した学びの場になりました。講演をしてくださった方、発表してくださった方、皆様ありがとうございました。また、1年間かけて準備に付き合って下さったスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。今からはいよいよ採用試験。さあ、2次対策を頑張りましょう。一人でも多くの現役生や卒業生が合格できるように、全力でお手伝いしていきますよ。