献立作成や食材発注、衛生管理、食物アレルギー対応などの給食管理と、6つの小中学校で食に関する指導を行っています。現在は、生徒数200人ほどの中学校に在籍しています。給食時間には各教室をまわり、学校給食を通して食べることの楽しさや食の大切さを子どもたちに伝えています。
食から
子どもたちの成長を支える。
新城市立鳳来中学校 (栄養教諭)
浅井 杏香さん
学校給食を通して、食の楽しさ・大切さを伝える。
おいしい〜!給食楽しみ〜!の反応が嬉しい。
給食の時間に見る子どもたちの笑顔がこの仕事の一番のやりがいです。新型コロナウイルスの感染症対策のため、給食時間中に子どもたちと話すことはできませんが、思わずもれてしまった「おいしい~!」という声が聞けた時や「今日の給食楽しみ~!」と嬉しそうに献立表を眺めている姿を見かけた時は大きなやりがいを感じます。
教育実習で、栄養教諭のやりがいを実感。
栄養教諭として働いている方の仕事の様子を聞いたり、教育実習に行った先輩方の話を聞いたりする中で、栄養教諭という仕事を魅力に感じるようになりました。教育実習では実際に子どもたちの前で授業や給食指導を行うことで、教師という仕事の大変さや難しさを知りました。しかし、それ以上に子どもたちや先生と関わる中で、教師のやりがいを感じることができ、栄養教諭になりたいという思いが強くなりました。
思い出深い給食実習。大変さを乗り越えた達成感が自信に。
今の仕事に通じると感じる授業は、3年次の給食経営管理実習です。献立作成、栄養価計算、価格計算、作業工程表と作業動線図の作成、食材発注など、現場に近い実践的な経験をすることできました。初めての大量調理で戸惑いも大変さも多かったものの、同じ班のメンバーと何度も話し合いを重ね、試行錯誤しながら取り組んだ経験が自信にもつながりました。
多様な実習を通して、コミュニケーション能力が養われた。
実習の授業ではグループワークが多く、たくさんの人と話し合う機会がありました。また、病院実習、事業所実習、教育実習の3つの大学外での実習を通していろいろな方と関わっていく中で、コミュニケーション能力が養われたと感じています。
国家試験に向けて、仲間と支え合った思い出。
健康栄養学科で良かったところは、中学生の頃からの夢だった管理栄養士という目標に向かって一緒に頑張る仲間に出会えたことです。国家試験に向けた対策が充実しているのも本学科の魅力と思います。
食育で子どもたちの心も豊かに。
おいしい給食で子どもたちを笑顔にし、子どもたちの健康を支えていきたいと思います。今後の目標は、食育で子どもたちの心も豊かにしていくこと。そのためにも、自分自身が向上する気持ちを忘れず、日々努力していきたいです。
Message
将来の自分のために、いろいろな人と関わってコミュニケーション力を磨こう。
栄養教諭は、子どもたちの成長を身近に感じながら、自分自身も共に成長できる魅力のある仕事だと思います。実際に現場に出ると、調理員や先生、保護者や地域の方など、さまざまな立場や職種の人とコミュニケーションをとります。そのため、学生のうちにいろいろな人と関わって、コミュニケーションをとれる力をつけておくと良いと思います。
大学生活を振り返ってみると、4年間はあっという間に過ぎていきました。悔いのないよう、大学生活を楽しむとともに夢に向かって頑張ってください。応援しています。